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チンチラのための移動用キャリー選びで優先したこと

今年もやってきたお盆休み。

暑い時期のお出かけは望ましくないとわかりながらも、涼しい時間帯に移動するなど工夫して今年もティモを連れて実家に帰省します。

移動中も、できる限りストレスをかけずに安心して快適に過ごせるようにしてあげたい。そう思って選んだ『三晃商会 ライトキャリー 357』

そのまま使用するには不十分ですが、移動用キャリー内にアイテムをレイアウトしたり、目隠しにもなるバッグに入れるなど工夫して愛用しています。

私がチンチラのティモの移動用キャリーを選ぶ際に優先したポイントについてお話したいと思います。

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チンチラのティモに選んだ移動用キャリー

こちらは、ティモが愛用しているキャリー。三晃商会さんの「ライトキャリー」という商品です。

デザインは至ってシンプル。何の飾り気もなければ、オシャレでもありません。

チンチラのティモのための移動用キャリー 三晃商会ライトキャリー

三晃商会 ライトキャリー

三晃商会 ライトキャリー 357

ティモの愛用しているキャリーです。「通気性がよい」「キャリーに慣れさせてあげることができるかどうか」ということを優先して選びました。持ち手はついているものの、そのまま使うにはティモも不安になってしまうのでバッグに入れて持ち運んでいます。決して丈夫に作られている商品とはいえませんが、移動時の安全を守ってくれるという意味では全く問題はなく、金網に固定してレイアウトもあれこれ考えられるのでよかったと思っています。

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チンチラのティモの移動用キャリーとして三晃商会ライトキャリーを選んだ理由

小動物用品を取扱うショップでどんなキャリーが販売されているか覗いてみると、布製やプラスチック製、籐製など色々な商品が販売されています。

デザインがかわいいもの、便利なもの、などなど色々なものがあって選び方は人それぞれですが、私は何を優先にして選んだのかというと、特に気を付けたことは、「通気性」と「キャリーに慣れさせることができるかどうか」です。

移動用キャリー選びで優先したこと

通気性がよいこと

チンチラが自ら出入りできる

いざというときに備えて天井面に開閉する

開閉口は天井と側面の2Wayタイプが理想的

一つずつ、何故そう思うのかを説明したいと思います。

ポイント1:通気性のよいキャリーを選ぶ

高温多湿に全く適応できないチンチラにとって、風の通る通気性がよい環境にしてあげることは、ケージのみならずキャリーでも大切なのではないかと思っています。

先日、災害時の同行避難のことを考えながらサイト検索をしていると、LEONIMALさんのサイトで、『GRAMP』というリュック型ペットキャリーをみつけました。

leominal-gramp_

http://leonimal.aisocial.jp/products/gramp/ より引用

この商品を見つけたときは、何て素晴らしい商品なんだーー!!と衝撃を受けました。

飼い主とペットとがいつ体験するかわからない「災害」を想定して設計されているGRAMP。移動時にはリュックになり、避難先で過ごすことを想定してケージに拡張する機能を備えています。

素材はポリエステルなので、強度を強化するためにPVC(塩化ビニル)コーティングしてあるとはいうものの、チンチラの丈夫な歯には負けてしまう可能性を考えると、諦めざるを得ませんでしたが、

災害時でもペットを思いやれるリュックというのは、日常でも居心地の良い空間にできるのではないかと考えた

という、細やかな気遣いが商品の細部にまで至っていて、とっても感銘を受けました。

私が何故、ライトキャリーの通気性について語るのに、LEONIMALさんのGRAMPのことを取り上げているのかというと、GRAMPの商品説明の中でとても興味深い記述を見つけたからです。

それは、GRAMPの内気温と外気温を比較した試験結果についての内容で、

【夏場の利用について】

気温30℃、湿度44%の夏場の屋外環境を想定

夏場を想定した環境で、GRAMPの内気温と外気温を比較したところ、内気温が外気温よりも約5℃も高いという結果でした。

【冬場の利用について】

気温0℃、湿度15%の冬場の屋外環境を想定

冬場を想定した環境で、GRAMPの内気温と外気温を比較したところ、内気温が外気温よりも約1℃高いという結果でした。

(試験機関) 

一般社団法人ボーゲン

(試験項目) 

温度測定

(試験方法) 

 提出された試料の内側側面に熱電対温度センサーを取り付け、0℃の環境下に設定した恒温恒湿器の中に入れ、その後の温度変化を10分毎に60分間測定する。その後、恒温恒湿器の環境が30℃、70%RHになるよう設定し、30℃、70%RHに達するまでの温度変化を2分毎に測定し、さらに環境が安定してからの温度変化を10分毎60分間測定する。同時に恒温恒湿器内の湿度も測定する。なお、ブランクとして熱電対温度センサーを試料にいれていないものを恒温恒湿器の中に入れ、同様に測定を行う。

http://leonimal.aisocial.jp/products/gramp/ より引用

と書かれていました。

このような試験内容や結果についても書かれているキャリーを見たことがなかったので、色んな角度から状況を想定して試験も行ってくれているLEOMIMALさんはとっても素敵だなぁと思いました。

キャリーの内側と外側で発生する温度差はGRAMPだけが特別なのではなくて、差はあれどどのキャリーにもいえることなんだと思いました。

そうなると、できるだけ温度差を小さくできるものを選んだほうが、チンチラにとって過ごしやすい環境で移動できてよいんだと思います。

キャリー内の温度を上昇させないためには、空気の循環をよくしてあげることが一番です。

そう考えたら、「通気性がよい」キャリーを選んであげることって、とっても大切なんじゃないかなぁ~と思います。

ポイント2:チンチラが自ら出入りできるキャリーを選ぶ

続いてもう一つ。

「キャリーに慣れさせてあげることができるかどうか」のポイントは、「出入り口の位置」と大きく関係していると思います。

理想的なのは、自分の意思でキャリーに入ってくれることです。

キャリーがトンネルのように側面に出入り口がついていて、キャリー内にチンチラにとってお気に入りな環境になっていれば、自分から入っていってくれます。

三晃商会ライトキャリーの側面の扉を開けているところ チンチラのティモが自らキャリーの中に入ってペレットを食べている様子

例えば、部屋んぽエリアで遊ぶ一つの場所として置いておいて、中にはお気に入りのかじり木をレイアウトしたりおもちゃを入れたり・・と興味をそそるレイアウトにしておくと、普段から中に入って遊んでくれたりします。

移動中以外にも片付けるのではなくてそばに置いておきます。

そうすると、キャリーの中は安全だとわかっているので、自分からすすんでキャリーの中に入って過ごしたりもします。

少しずつ、少しずつ、キャリーを身近な存在にできるように、色んな工夫ができたのも出入り口が側面についていたからこそです。

緊急時に連れて避難するときのことを考えても、慣れているキャリーの方が不安をちょっとでも和らげてあげられると思うので、キャリーの中を過ごしやすい環境にしてあげることはとっても重要だと思います。

ポイント3:いざというときに備えて天井面に開閉するキャリーを選ぶ

さらに、例えば病院に連れて行って、獣医さんに診察してもらうときには、獣医さんがキャリーから取り出すことがしやすいタイプがよいです。

そうなると、キャリーの天井面が開閉タイプになっていれば、上から両手で抱っこして取り出すことができます。

天井面にも開閉口がついていたほうが、「あってよかった~」と思う機会があるはずです。

ポイント4:開閉口は天井と側面の2Wayタイプが理想的

まとめると、出入口は側面と天井面の2か所についている、2Wayタイプがよいと思います。

ティモの意思と、獣医さんや飼い主の意思。

基本はティモの意思を尊重してあげられる、場合によっては獣医さんや飼い主の意思を優先することもできる、2Wayタイプの良いところだと思います。

三晃商会ライトキャリーの天井面と側面の扉を開けて上から撮影した写真

ただ、三晃商会 ライトキャリーの場合、天井全体が大きく開閉してしまうので、いきなり飛び出す危険があったり、ちょっと手を入れてなでなでしたりしにくいのが使いにくいところではありますが、通気性がよいことも含めると仕方ないかな~と思っています。

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三晃商会 ライトキャリーのデメリットは?

通気性がよいというメリットの反面、ティモからしてみたら姿が丸見えで、外の様子が丸わかりすぎて、そのまま持って移動されるのでは不安でいっぱいになってしまうと思います。

さらに、ライトキャリーだけで持って移動するには、持ち手は天井面の真ん中についているだけなので、結構歩きづらいです。

解決策として

姿を丸見えにせず、かつ運びやすくするために、肩からかけられるバッグがあると便利です。

 

チンチラのティモのキャリーバック 小岩ペットさんのオリジナル

小岩ペットオリジナル ラビットトートーバック

小岩ペット オリジナル ラビットトートキャリーバッグ

ティモが愛用している小岩ペットさんのオリジナル トートーキャリーバッグ(旧タイプ)です。新しいタイプは上面にメッシュ生地がついています。ライトキャリーだけでは持ち運びづらいので肩からかけられるバッグがあった方がよいと思い購入したものです。大きさは十分。牧草を買いに行くときなども買い物バッグとして使ったりしています。2本の肩ひもをボタンでまとめてからでないと肩からずれ落ちてしまうので、手もち用の持ち手と肩からかけられる1本の肩ひもの2Wayタイプの方がよかったかなぁと思っています。

SHOP

こちらはティモのキャリーバッグです。

小岩ペットさんで購入した旧タイプで、現在のタイプは上部にメッシュ生地のカバー付きです。

一見、せっかく通気性のよいキャリーなのに、バッグの生地に覆われて通気性が悪くなってしまうようにも感じられますが、暑い季節ならキャリーとバッグの間に保冷剤を挟んだり、歩いて移動するとき以外にはバッグの生地をたるませてキャリーとの間に空間を広げ、空気が流れやすくすることもできるので、それほど問題には感じていません。

探してみると、ライトキャリーなどのハードタイプのキャリーが入るオリジナルバッグを販売しているショップもちょこちょことありました。

チンチラのための移動用キャリー選びで一番優先するのは、「かわいい」とか「持ち運びしやすい」とかではなくて、「チンチラにとっての快適さ」だと思います。

キャリーがオシャレではなくたって、まぁまぁ重量があったって、肩から掛けやすいバッグとか、存分にかわいい布地を使って作られたバックを選ぶことで、「かわいい」と「持ち運びしやすい」という理由もカバーできるんじゃないかと思います。

ティモの移動用キャリー内のレイアウトについては、チンチラのティモのための移動用キャリーレイアウトの記事で書いています。

三晃商会ライトキャリーの内寸法や重さ、金網の間隔の大きさなどの詳細は、チンチラのティモの移動用「三晃商会ライトキャリー」を徹底分析でまとめていますので、そちらもご参考頂けたらな~と思います。