チンチラにとって理想的なケージを選ぶポイント

チンチラのティモ ケージレイアウト お迎えするために準備したもの レイアウトプラン

チンチラをお迎えするために準備したものリストの記事の中では、私がティモをお迎えする時に準備した全アイテムを紹介しました。

中でも、チンチラケージはチンチラにとって住まいになるアイテムなので、「お迎えするために準備するもの」の中で最も重要なアイテムです。1日の大半を過ごす住まいになるので、ケージ選びが寿命を左右するといっても過言ではありません。

安全であるのはもちろんのこと、快適に過ごせるお気に入りな住まいになるように、しっかりと選んであげたいものです。

チンチラにとって理想的なゲージを選ぶポイントについてまとめました。

[2017.02 UPDATE]

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チンチラにとって理想的なケージを選ぶポイント

チンチラに適したケージを選ぶ上でのポイントは、「サイズ」、「材質」、「金網の間隔」、「接合部の隙間」、「扱いやすさ」の5つだと思います。

チンチラにとって「安全」で「快適」なものであることだけではなく、使い手の私たちにとっても「使いやすい」ものを選ぶことが大切です。

チンチラに適したケージの「サイズ」

サイズ

チンチラは跳躍力が優れており、本来、狭いケージでの飼育は不向きです。

ケージの大きさは、チンチラが後肢で立ち上がって十分な高さと、横に伸びをして十分な幅が必要で、理想的なサイズは1頭の場合、横幅80~100cm、高さ100cm、奥行50cmです。

日本の住宅事情では、なかなか理想的なサイズのケージを用意してあげるのが難しい面もありますが、せめて幅60cm、奥行50cm、高さ80cmは確保してあげたいところです。

ケージは床面積が広いだけでなく、高低差をつけて立体的にレイアウトすることが求められるので、床面積を十分に確保できなくても高さを重視して、2~3段の棚板を配置できるものを選ぶとよいと思います。

[参考文献] 「わが家の動物・完全マニュアル チンチラ」(Richard C.Goris 総監修 霍野晋吉 医学監修 / 株式会社スタジオ・エス発行 / 2000.10)
「カラーアトラス エキゾチックアニマル 哺乳類編」(霍野晋吉、横須賀誠 著 / 株式会社緑書房発行 / 2002.7)
「カラーアトラス エキゾチックアニマルの診療指針」(霍野晋吉 著 / 株式会社インターズー発行 / 1998.12 )

チンチラに適したケージの「材質」

材 質

ケージの材質を選ぶ際に留意しなければならないことは大きく2つあると思います。

齧られても大丈夫か?
通気性はよいか?

チンチラは齧る力が強いため、齧られても大丈夫な材質のものを選ばなければなりません。

チンチラの故郷は南米のアンデス山脈の標高3000~5000メートルの山岳地帯で、気候は寒冷で湿度は0%に近くなることもある環境で暮らしていた動物です。そのため、高温と多湿には全く適応できません。

ケージの環境もできるだけ風が通る通気性のよいものを選ぶ必要があります。

この2つのポイントで選ぶと、本体部分の形状は金属製の金網タイプで、金網の太さは細いものではなくしっかりとした太さの丈夫な金網でできているもの。

材質は、錆びにくくチンチラが齧っても安全な材質なものがよいので、一番理想的なのはステンレスの無塗装のものです。

ステンレスにまで手は届かなくても、ビニール被膜のものを避け、施されている塗装も、樹脂で被膜されたいわゆる「塗装」ではなくて金属で被膜されたいわゆる「メッキ」のものを選べるといいなぁと思います。

[参考文献] 「わが家の動物・完全マニュアル チンチラ」(Richard C.Goris 総監修 霍野晋吉 医学監修 / 株式会社スタジオ・エス発行 / 2000.10)

チンチラに適したケージの「金網の間隔」

金網の間隔

金属製の金網タイプのケージを選ぶ際に注意しなければならないのが金網の桟の隙間・マス目の大きさです。

金網の隙間の大きさがふさわしくないケージを使用すると、後ろ足を挟んで怪我をしたり、首を突っ込んで挟まったまま出られなくなってしまうなどの事故につながる危険性があり、最悪の場合死につながる事故になってしまうこともあります。

理想的な金網の間隔は15mm×15mmですが、そのような金網の間隔でかつ広さも十分なケージはほとんど見かけません。

国内大手メーカーの三晃商会さんの「イージーホーム」シリーズは金網のマス目の間隔が18mm×18mm、川井さんの「コンフォート」シリーズは30mm×30mmです。

特に、まだ小さなチンチラをお迎えするときや、将来繁殖を考えているときには金網の間隔に一層の注意が必要で、「コンフォート」シリーズのケージで繁殖予定の場合はマス目の細かい金網を重ねるなどの追加の対策が必要になります。

金網の桟が一方向のみのキャットケージなどをチンチラケージとして代用しようと考えている場合は、そのまま使うことはせずに金網の間隔の狭いマス目タイプの金網を重ねるなどの対策を施す必要があります。

[参考文献] 「わが家の動物・完全マニュアル チンチラ」(Richard C.Goris 総監修 霍野晋吉 医学監修 / 株式会社スタジオ・エス発行 / 2000.10)
「フェレット、ウサギ、齧歯類 -内科と外科の臨床-」(Elizabeth V.Hillyer・Katherine E.Quesenberry 編 長谷川篤彦・板垣慎一 監修 / 株式会社学窓社発行 / 1998.7)

チンチラに適したケージの「接合部の隙き間」

チンチラにとって理想的なケージを選ぶポイント ケージの接合部もチェックしよう

接合部の隙き間

「金網の間隔」では、金網の間隔・マス目の大きさが怪我や事故につながる危険があるという内容でしたが、ほんのちょっとの隙き間が怪我の原因となることもあります

チンチラはケージの中を元気よく跳ね回り、ケージの側面を後ろ足で勢いよく蹴ってジャンプして移動することがよくあるのですが、そのときに金網の接合部や金網と受け皿の接合部などの出隅や入隅に「接合部の隙き間」があると、そこに足先を挟めて骨折する危険もあります。

細かな部分にも目を光らせて、怪我や事故につながる隙き間がないか、その他危険な出っ張りがないかどうかなどをチェックすることも大切なポイントだと思います。

[参考文献] 「わが家の動物・完全マニュアル チンチラ」(Richard C.Goris 総監修 霍野晋吉 医学監修 / 株式会社スタジオ・エス発行 / 2000.10)

チンチラに適したケージの「扱いやすさ」

扱いやすさ

そして、最後に使い手側の「扱いやすさ」も大きなポイントです。

私が思い浮かぶ「扱いやすさ」はというと、

ケージ本体にお掃除トレイがついているかどうか
掃除しにくい場所がないかどうか
出入り口の大きさは十分かどうか
天井も開くタイプかどうか
ケージ正面に出入り口以外にも開閉できる場所があるかどうか
専用の別売りパーツやオプション品が豊富にあるかどうか

ティモにとって一日を過ごす「住まい」であるのももちろんですが、私にとっても毎日何度も扱うものなので、ストレスなく使いやすいものであることもおっきなポイントです。

ティモのケージは、カワイ コンフォートシリーズですが、以前は三晃商会 イージーホームハイメッシュを使っていました。

何故、買い替えることにしたのかという理由も含めて、カワイ コンフォート60と、三晃商会 イージーホームハイメッシュの違いを「ケージ比較:KAWAIコンフォート60 or SANKOイージーホームハイメッシュ」の記事の中で書いています。

チンチラ「ティモ」に選んだケージ

ティモに選んだケージを紹介したいと思います。

チンチラのティモのケージ カワイ コンフォート60ハイルーフタイプとタワーとアーチルーフ chinchilla

ティモのケージは、「カワイ コンフォート60 ハイルーフタイプ」に「タワー」を重ね、屋根を「アーチルーフ」と取り替えた全長1.2mのケージです。

欲を言えば、幅を80cmにしたかったですが、タワーを重ねられるのは幅60cmのコンフォート60のみなので、こちらを選びました。

幅に対して高さが2倍なので、ティモが高齢になったらもっと緩やかに上り降りできるように対策を考えてあげたいな~と思っています。

ティモに選んだケージ

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カワイ コンフォート60 ハイルーフタイプ

「カワイ コンフォート60」の高さが18cm高くなった「ハイルーフ」タイプ。限定品として販売されていたものですが、現在もわずかな店舗で取扱いされています。ケージ壁面のマス目は3cm、床の金網メッシュすのこのマス目は1cmと、チンチラにとってはやや大きめに感じます。単体で使うにはケージ正面の高い位置に小窓がないなど、チンチラ飼育には残念な面もありますが、別売のタワーを上に乗せることができるのが大きなメリットの一つです。
うさぎの丘さん
kawai-comfort60-tower
カワイ スーパーケージ 60タワー

カワイ コンフォート60 ハイルーフタイプに重ねて使っています。重ねて固定するだけなので大丈夫かなぁ?と心配な気持ちにもなりましたが、問題なく使えています。タワーを重ねることで全長が高くなった分広くなったことも嬉しいですが、正面に小窓が2つ増えたのも嬉しいと思えるひとつです。
楽天市場Amazon
kawai-comfort60-archroof
カワイ コンフォート60 アーチルーフ

カワイ スーパーケージ 60タワーに重ねているアーチルーフ。この商品は現在は廃盤になっていて販売しているお店をみつけることができませんでした。屋根をアーチ形状にすることで、ハンモックをつけたりロフトをつくったりすることができるので、是非レギュラー化してほしいと思う商品です。

ケージ屋根には視界を遮るためのひと工夫

チンチラのティモのケージレイアウト ケージの屋根には視界を遮るためにカバーをのせています

チンチラに適したケージを選んであげた後で、ケージの屋根には是非ケージの屋根面からの視界を遮るためのものを何か乗せてあげてほしいなぁと思います。

風通しがよく通気性を保つことができる金属製の金網タイプのケージは、悪くいうと「どこからも丸見え」です。

これはどの飼育本にも書かれていないので私個人の意見ですが、天井面を何かが覆っていて上からみたときに身を隠せていると、巣箱・ハウス以外で過ごす時間も身を隠せているので安心して過ごすことができ、ステージやハンモックでも横になって眠ったりと安心して過ごせるお気に入りの場所を増やすことができると思います。

ティモのケージは屋根がアーチ状なので、布を乗せていますが、内側から引っ張ったりといたずらをしてしまったので、かじり木をつけたり、噛まれてもすぐには破けたりしない厚織りの布を使うなどして対策をとりました。

ケージ屋根の形状が平らなら、同じケージの床面に敷く用の木製のスノコを屋根の上に乗せるのがおすすめです。

 

キャットケージをそのままチンチラケージとして代用するのは非常に危険です!

リッチェル ジョイントサークルの桟のすき間を測った様子

チンチラをお迎えする際に、どんなケージにしようかな~と考えて、広さを重視してキャットケージを代用するのは、「金網の間隔」で触れたように大変危険です。

チンチラケージを画像検索すると、キャットケージをそのまま問題なく代用されている方もいらっしゃいますが、だからといって「お迎えする子も大丈夫だ」と過信してしまうと取り返しのつかないことになります。

キャットケージを問題なく使われている方は、単にそのまま使っているのではなくて、「噛み癖がない」こと、「通り抜けようとしたりしないこと」を実際の飼育を通して安全を確認されていて、さらにチンチラちゃんも体が十分に大きくなった子たちなので、これから飼育をしようとしている方とは立場が全く異なります。

「チンチラ、ケージ、事故」とネット検索すると、ケージで起こった悲惨な事故が実際にあることを痛感させられます。

正しいケージの選び方をしても怪我や事故が起こってしまう可能性がゼロとはいえませんが、ケージで起こる事故は未然に防げる場合が多いです。

キャットケージをチンチラケージとして代用するなら、網目の細かい金属製の板・シートをキャットケージの壁面全てに取り付ける対策を必ず施してください

併せて読んでほしい出来事があります。こちらも是非ご覧ください。

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