チンチラのうんちチェックを毎日の日課に!「チンチラが健康なときにする正常のうんち」を認識しておきましょう

チンチラのティモの毎日のうんちチェック 1日にするうんちを全部手に乗せてみるとこんな感じになります。

チンチラをはじめ、ウサギやモルモットといった完全な草食動物のうんちは、コロコロとしていて可愛らしく、愛おしい存在です。

主食である高繊維質な牧草をもりもりと食べて排泄される完全な草食動物のチンチラのうんちは、主に胃腸の蠕動運動を活発にさせて役目を終えた低消化性繊維で出来ていて、中には腸内細菌や良いカビなども含まれています。

わが家のチンチラのうんちをじーっと眺めて、「このうんちは正常なうんちなのかな?」と心配になることは、チンチラを飼育されている方なら誰もが経験されていることだと思います。

チンチラの正常なうんちには個体差があって、さらに正常なうんちの範囲も広いので、「チンチラの正常なうんちとは○○なうんち」と一言でいいきれないのですが、わが家のチンチラのうんちが正常なのかどうかを判断するための方法について、調べたことと獣医師の先生に教えて頂いたことを記事にしています。

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チンチラの正常なうんちってどんな状態なのだろう?

飼育書や獣医学書に掲載されていたチンチラの正常なうんち・糞・フンの写真

チンチラの正常なうんちは個体差があり、正常なうんちの範囲も広い

上記の画像は、「チンチラの正常なうんちの状態」のサンプルとしてチンチラの飼育書や獣医学書に掲載されていた画像を並べたものです。

どれも見た目は似ていますが、書かれている説明の幅が広く、例えば大きさについてどのような説明がされているかをみてみると、5~15mmと書いている書籍もあれば、10~30mmと書かれた書籍もあるし、10㎜程度、5~10mmと様々です。

様々な書籍に書かれている内容を中間地点でまとめてみると、

チンチラの正常なうんちは黒~黒茶色で、コロコロとしたラグビーボール状の形をしており、糞臭は少なく、10mm程の大きさをしている

といえると思います。

硬さについても悩むところで、リチャード C.ゴリス著の「ザ・チンチラ」には、『 正常な糞は黒っぽくて乾いており、チンチラに踏まれてもつぶれないくらい硬いもの 』と書かれていますが、「時間の経過とともに」という表現が抜けているんじゃないかと思います。

排泄直後のチンチラのうんちは軟らかく、時間の経過とともに硬くなって、最終的にはチンチラに踏まれたくらいではつぶれないくらいの硬さになります。

私個人的にそう思うというのもありますが、Elizabeth V.Hillyer・Katherine E.Quesenberry 編の「フェレット、ウサギ、齧歯類 -内科と外科の臨床-」の中に、『健康な状態の便は量が多く、無臭で大きめの米粒大である。色は茶色か黒で、排泄直後は軟らかく、丸い』(参考文献として「Cousens PJ:The chinchilla in veterinary practice.J Small Anim Pract 1963;4:199-205」を紹介)と書かれています。

では、この枠から外れたうんちは正常ではないのか?というと、そうとも言い切れません。

それは人間もAさんとBさんのうんちは異なるのと同じように、チンチラだってAちゃんとBちゃんのうんちは同じではないからです。

個体差だけではなくて、日によってうんちが違うこともあるし、時間帯によっても、季節によっても、うんちの状態が変わることがあります。

日によってうんちの状態が違うことは自然なことでもあるので、神経質になりすぎる必要はないと思いますが、自然な変化の範囲なのか異常があっての変化なのかを見極めることの難しさを日々感じています。

ただ、チンチラの正常なうんちには個体差があって範囲が広いんだという知識を持っていれば、落ち着いて考えることができるので、気持ち的にもだいぶ楽になるかなと思います。

家庭でチンチラのうんちが正常かどうかを判断するにはどうしたらよいのだろう?

個体差があって正常なうんちの範囲も広いのなら、どうやって異常なのかどうかを見極めればよいんだろう?

私個人では自信をもって「こうですよ!」と紹介することができないので、先日ティモの健康診断で再訪したエキゾチックペットクリニック(神奈川県相模原市)で霍野先生に相談してみました。

先生、「よいうんちの定義」って何ですか?
大きさ、硬さ、形、個数と色んな要素がありますよね。私は、サイズが大きくて形がよいものが理想的なよいうんちだと思っていたのですが、この頃そうともいえないのでは?と思うようになりました。

動物病院では、可能な限り新鮮なうんちのサンプルを用いて、形状・量・色などを視診で確認し、顕微鏡を使った糞便検査で腸内細菌、バクテリアの動きや、細菌のバランスなどを診て、異常がないかどうか診断を行います。家庭では、チンチラが健康なときにする普段のうんちと比べてどう変わったのか、「チンチラが健康なときのうんちを正常なうんち」と捉えて比較するとよいですよ。

と教えてくれました。

例えば、獣医師が視診してそんなに小さなうんちともいえないうんちであっても、飼い主さんが「この子の普段のうんちは大きいのに、小さなうんちばかりの日が続いているんです。」といった場合には、何らかの原因があっての異常を疑ってアプローチします。

食事を変えていないのに、突然うんちの大きさが普段の正常なうんちと比べて明らかに小さくなり、その状態が長引くようなら異常の可能性が高いです。

動物病院では顕微鏡を使った糞便検査で診察を行い、飼い主は「チンチラが健康なときの正常のうんちと比べる」方法で観察する。

ここでポイントとなるのは、飼い主がチンチラが健康なときの普段のうんちの状態を把握していなければ見極めようがないということです。

獣医師は、動物病院に連れてこられたチンチラを目の前にして、視診したり顕微鏡を使って糞便検査をしたりできますが、そのチンチラが普段どのようなうんちをしているのかを知ることはできません。

普段しているうんちを持ち込んで糞便検査をお願いすることもできないこともないですが、その場合は排泄したばかりのうんちを乾燥しないようにお水をちょっと垂らした状態でラップするなど、持込方法にも工夫が必要です。

何故かというと、排泄直後のうんちを顕微鏡で覗いてみると、腸内細菌が元気に生きていて、ウヨウヨと動いているのがわかるのですが、ずっと生き続けられるわけではないので、時間が経てば経つほど状態が確認できなくなっていくからです。

そのため、可能な限り新鮮なサンプルを用いて検査する必要があることから、動物病院に連れていく途中に排泄されたうんちや動物病院内で排泄したうんちを用いるのが一般的です。

常日頃からチンチラのうんちを観察して、チンチラが健康なときにするうんちの大きさや形、硬さ、個数、においなどの特徴を覚えて、「チンチラが健康なときにする正常なうんち」とそうではないうんちの違いにすぐに気が付けるように知識をつけておくことがとっても大切です。

チンチラのティモが普段している「ティモが健康なときの正常なうんち」の範囲

チンチラの正常なうんちは個体差もあって範囲も広いというお話をしましたが、ティモの場合はどうなのかという例を紹介しておきたいと思います。

チンチラの正常なうんちには個体差があるので、「うちの子はもっとこうだよ~」と感じる方もいれば、「うちの子も同じだよ~」と感じる方もいると思います。

チンチラのティモが健康なときにする正常なうんち

ティモの場合は、一日の中でも時間帯によってうんちの大きさや形、硬さが違います。

寝起きで活動を開始し始めたばかりの時間に排泄するうんちは不安定で、形も麦チョコに似たような形をしていたり、軟らかいものもありますが、しばらくして活動が活発になる時間帯が近づいてくると、ラグビーボールのような形のうんちが沢山でるようになって、大きさも10mmくらいだと「小さめだな」と感じ、12mmくらいだと「よいうんち」だなと感じます。

日付が変わって明け方が近づき、ティモも眠くなってくる時間帯にするうんちは少し小ぶりになって、10mmに届かないものが増え、形もラグビーボールというよりはアーモンドみたいな先端が尖っているものや、しずくみたいに片側だけ先端が尖っているものもあったりします。

硬さは、寝起きで活動を開始し始めたばかりの時間のうんちに軟らかく感じるものが多いという点を除いては、時間帯によってそれほど差は感じられませんが、排泄したばかりのうんちは手で潰そうとすれば潰れるし、ティモが踏めば潰れます。

時間の経過とともに硬さが増していき、ティモが踏んだくらいでは潰れないくらいの硬さになりますが、とはいっても踏んだ跡はちょっと凹んだ形で残るし、手で潰そうと力を加えれば潰せます。

さらには、季節によっても違います。

夏と冬を比べると、夏のうんちの方がサイズは大きくて、硬さは軟らかくなります。きっと、夏の方が飲水量が増えることや、日本の湿度が高いことも関係しているんじゃないかと思っています。

PERFECT PET OWNER’S GUIDES チンチラ 完全飼育」の中で『サイズがまちまちであったり、通常よりも小さかったり、量が少なく感じる場合は危険信号です。』と書かれていますが、私は毎日ティモのうんちを観察してきて、ティモのうんちのサイズがまちまちなことがあっても、それは「ティモが健康なときにする正常なうんちの範囲内」と認識しています。

もっと明確な基準があれば飼い主にとって判断しやすくてわかりやすいのにな~と思うこともありますが、チンチラの正常なうんちの幅が広いからこそ、毎日のうんちチェックの積み重ねがものをいうんだと思います。

常日頃からチンチラのうんちを観察して、「チンチラが健康なときにする正常なうんち」を認識しておきましょう

「チンチラが健康なときにする正常なうんち」を認識するためには、常日頃からうんちをチェックする以外に方法はありません。

うんちに関係する健康チェック項目を挙げると、

うんちに関係する健康チェックのポイント

肛門の周囲が汚れていないか?

排便時に痛そうにしていないか?

軟便・下痢をしていないか?

食事を変えていないのにフンの大きさが小さくなっていないか?

フンの量が少なくなっていないか?

フンの形が不揃いでいびつな形をしていないか?

においが臭くないか?

このような項目になると思います。

「チンチラが健康なときにする普段の正常なうんち」を認識しておかないと、異常に気が付くことができません。動物病院に連れていっても、獣医師の先生に説明することもできません。

チンチラのように、野生の世界で捕食されてしまう弱い立場にある被捕食動物は、本能的に病気を隠す傾向があります。病状が明らかにあらわれたときには病気の進行がすすんでいて、治療が困難になる場合も少なくありません。

病気を早期発見するためにも、常日頃からうんちをチェックする癖をつけて、「チンチラが健康なときにする普段の正常なうんち」を認識しておきましょう。

この記事で参考にさせて頂いた書籍の紹介

[参考文献]

「ザ・チンチラ」(リチャードC.ゴリス 著 / 株式会社誠文堂新光社発行 / 2002.2)

「カラーアトラス エキゾチックアニマル 哺乳類編」(霍野晋吉、横須賀誠 著 / 株式会社緑書房発行 / 2002.7)

PERFECT PET OWNER’S GUIDES チンチラ 完全飼育」(鈴木理恵 著 田向健一 医療監修 / 株式会社誠文堂新光社発行 / 2017.1)

「わが家の動物・完全マニュアル チンチラ」(Richard C.Goris 総監修 霍野晋吉 医学監修 / 株式会社スタジオ・エス発行 / 2000.10)

「フェレット、ウサギ、齧歯類 -内科と外科の臨床-」(Elizabeth V.Hillyer・Katherine E.Quesenberry 編 長谷川篤彦・板垣慎一 監修 / 株式会社学窓社発行 / 1998.7)

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