チンチラのティモの移動用「三晃商会ライトキャリー」を徹底分析
ティモの移動用キャリー「三晃商会 ライトキャリー」
かわいらしい移動用キャリーや持ち運びやすい移動用キャリーも沢山販売されているのに、なんで三晃商会のライトキャリーにしたの?ということをチンチラのための移動用キャリー選びで優先したことの記事で書いたのですが、「通気性のよさ」と、「自ら出入りできる仕様」でさらに「いざというときは上から出したり入れたりできる」ものが、チンチラにとって理想的なキャリーだと思ったからです。
そして、キャリー内はティモが安心して隠れることができて、暇つぶしに齧ったりして遊ぶことができ、食事ができて、水も飲めるミニミニケージのような環境にしてあげたくて作ったキャリー環境は、チンチラのティモのための移動用キャリーレイアウトの記事で紹介しています。
今回は、ティモがお世話になっている「三晃商会 ライトキャリー」を実際につかっている感想も含めて特集してみたいと思います。
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三晃商会 ライトキャリー 357
三晃商会 ライトキャリーは簡単な組み立て式です。
だいぶ前に購入したものなので、取扱説明書がついていたのかどうかも覚えていませんが、バラバラにした状態はこんな感じです。
三晃商会 ライトキャリーの外寸法
まずは寸法から始めるとしましょう。
写真は組み立てをして実際に測ってみたところ。
メーカーサイトでは、W472 × D280 × H285mm 。
私が測ってみた外寸法は、W473 × D264 × H282mm。
幅と高さはほぼ一致だけれど、奥行きに誤差が。。私はスプリングフックの出っ張りまで測っていないので、メーカーの寸法はスプリングフックの出寸法も含めて表記してくれているんだと納得。
三晃商会 ライトキャリーの内寸法
トレイにすっぽりケージを入れる形なので、実際に過ごせるスペースは当然少なくなり、
内寸法は、壁面の高さで測ると、おおよそ幅415mm、奥行225mm。
メッシュ床すのこで床面で測ると、おおよそ幅412mm、奥行220mm。
床の方がちょっと小さいのは、写真右側のピンクの丸の部分がケージ壁面に引掛けて固定するために突起になっているためで、その分床がちょっと小さくなっているというわけです。
高さはというと、おおよそ230mm。
メッシュ床すのこをひっかける位置は、写真右側のピンクのライン。
もう一つ上のところにも引掛けられると書いているブログを見たような気がするのですが、実際にやってみましたが一番下の横桟は内側に出っ張っていますが、それ以外の横桟は外側に出っ張っているため引掛けるための奥行きが足りず、引掛けることができませんでした。
というわけで、高さの内寸法は230mmの一通りです。
ん?メッシュ床すのこを取り外して使うというのもアリなのか??
床があることで形が保てているということもあるので、おすすめできない方法だとは思うけれど、できるのかできないのかはやってみるか。
やってみたところ、できることはできました。
その場合の内寸法は、おおよそ幅420 × 奥行225 × 高さ273mm。
ただし、床面がないため壁面だけでロの字をつくることになり、ぐらぐらする+不安定。
また、おそらくメッシュ床すのこを取り外して使うことを想定していないため、床用トレイと金網との間のあちこちに隙間が発生し、足を挟む危険があります。
もし、何かレイアウトの関係で床用メッシュすのこを取り外して使いたいということであれば、床に何か大きめなマットを敷いたり、形のぐらつきを防止するためにハウスを固定したり・・と工夫と対策が必要だと思います。
また、スプリングフックだけでトレイとケージを組み合わせているので、キャリーだけで持ち運ぶのはリスクが高く、バッグなどに入れて持ち運ぶというのも必要な条件だと思います。
三晃商会 ライトキャリーの重さ
前回のチンチラのための移動用キャリー選びで優先したことの中で、代表的なキャリーをまとめていた時に「おや?」と思ったのは、キャリー自体の重さを書いてくれているメーカーとそうでないメーカーとあったこと。
三晃商会のライトキャリーは、メーカーサイトをみてみても重さについては書かれていませんでした。
というわけで、量っておこう。。
重さは1g単位のスケールで1674gでした。持つとそんなに感じませんが、まぁまぁ重さがあるんだなぁ~。
三晃商会 ライトキャリーの開閉口
続いて、開閉口のこと。
三晃商会 ライトキャリーには天面と側面の2か所が開閉するようになっています。
その1:側面の出入り口
側面の開閉口は、ティモが自分の意思で出たり入ったりできる、ティモのための出入り口。
出入り口の大きさはおおよそ幅194mm、高さ165mm。
チンチラが出入りするには十分な大きさです。
そして、開閉の仕組みがとってもシンプルで、鍵を開けるには持ち手をぐるっと上に180°の約3/4くらいだから135°くらい持ち上げてバーを右側にずらすという仕組み。
初めは「これだけで大丈夫かなぁ・・」と思ったのですが、持ち手が下になっている状態ではずらしてみても出入り口が開いてしまうということはありません。
ひょっとして器用に開けてしまう動物もいるかもしれないですが、約長さが6cmの持ち手を垂直方向にぐるっと半分以上持ち上げた上に、そのままの状態を保ちながら更に水平方向にも移動させないといけないので、そこまでできる子はなかなかいないんじゃないかと思います。
ちなみにティモは、自ら開けようと試みてみたことは一度もありません。
その2:天井面の開閉口
もう一つの開閉口は天井面。
写真のピンクの丸の部分が突起していて、壁面をちょっとぐぐっと押して突起に引っかかっている天面を外せば、がばっと天面が開くようになっています。
天井面が丸ごと開閉するので、使い勝手がよいかといわれると「悪い」と思います。
何故かというと、例えば興奮状態にあるときなんかは飛び出して逃げてしまう危険もあるからです。
でも、側面にしか開閉口がないよりも、「あってよかった~」と思える場面があります。
それは、動物病院に連れていったとき。
明らかに様子が見慣れず、警戒して出てこようとしないときなんかは、天井面を開けて抱っこして出すことができるので、困ったときのもう一つの方法といった使い方にむいています。
三晃商会 ライトキャリーのケージ金網の隙間
さてさて、ケージ金網の隙間はどれくらい開いているのでしょう?
「通気性がよい」ということは、それだけ空気が通るということだから隙間も大きく開いているわけなのですが、
測ってみた寸法を写真に示しましたのでご参考までに。。(実際に測ってみた寸法なので誤差がある場合がありますm(_^_)m)
ぱっとみて、通気性が良さそうだと思うだけあって、ケージ隙間は結構開いています。
桟と桟の内側の実際に開いている隙間の寸法は、幅にすると約18mm、縦方向には天井面の真ん中では55mmも開いています。
それ以外にも、10mm前後の幅で縦方向には170mmも開いている隙間もあったりします。
ちなみに、メッシュ床すのこは、桟と桟の間の隙間が10mm角です。
隙間から手を出したり、鼻を突っ込んだりするには十分な隙間なので、覆い布を引っ張り込んだり・・とする可能性は十分にあります。
布を引っ張り込んだり、何か危険に思うことが心当たりがあれば、こちらも工夫と対策が必要になると思います。
三晃商会 ライトキャリーの組み立て方法
組み立て方法も書いておこう。。
私の組み立て方なので、取扱説明書を持っている方はそちらをご参考にされてください。
この方法で問題なく組み立てられていますが、もしかすると、メーカーの示す組み立て順序と異なる可能性がありますので。。
見ていただくとおわかりの通り、何も難しいことはありません。
感覚で、こうすればよいのね?とわかるレベルです。
組み立て時間は、2~3分かなぁ・・?
今回を振り返ってみた感想
今回は、ティモが愛用している三晃商会 ライトキャリーとじっくりと向き合ってみました。
チンチラのための移動用キャリー選びで優先したことの中で、代表的なキャリーの寸法をメーカーサイトを参考に書いたものの内寸での比較をできなかったので、実際にサイズを測ってみると、側面と天井面に開閉口があるハードキャリーの中では、三晃商会 ライトキャリーが一番コンパクトなサイズなんじゃないかな?と思います。
メッシュ床すのこを通して、オシッコやうんちがトレイに集まるように工夫されているのも、小動物向けに工夫されているからなんだと思いました。
私は、「通気性がよい」こと、「キャリーに慣れさせてあげることができるかどうか」を優先して、三晃商会のライトキャリーを選びましたが、「そのまま使うには不十分で、更に手を加えることで満足できるキャリーにできる商品」だと思います。
持ち運びには、肩からかけられるバッグをプラス。隙間がほとんどのため、ハウスを入れてあげたり、かじり木をいれてあげたり・・と、プラスαが必要ではありますが、好みに合わせて色んなパターンを考えられるのもメリットなんじゃないかな?と思います。