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チンチラのための夏対策を見直そう!3つの改善策でティモが涼感グッズを利用しなくなりました

ティモのチンチラケージに夏の期間だけ追加したアルミ製の涼感グッズ

チンチラのティモにとって、とても辛く厳しい日本の夏。

エアコンは24時間フル稼働して冷房運転をしていますが、どんなに室温を適切に保てていても、チンチラの体には屋外の高温多湿な気候が伝わっていて、体調を崩しやすい季節です。

そんなティモのために、チンチラケージの中にも涼しく感じられるアイテムを追加してあげたいなと思って、2015年も2016年も暑くなりはじめた頃から秋頃まで、アルミ製の涼感グッズをケージの中に用意しました。

ところが、2015年の夏には涼感グッズを愛用していたのに、2016年の夏にはほとんど使われることはありませんでした。

涼感グッズが必要なかったということは、チンチラのティモのために行った夏対策は、2016年の方が快適だったということなんだと思います。

2015年と2016年の夏にチンチラのティモのために行った夏対策の違いに、チンチラのための夏対策を成功に導くカギがありそうです。

[ 2018.8 UPDATE ]

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チンチラが涼感グッズを愛用するのは環境を見直してほしいサイン?夏対策を改善したら涼感グッズを利用しなくなりました

チンチラのティモと初めて迎えた2015年の夏と、1年後の2016年の夏。ティモのための夏対策のスローガンを変えました。

チンチラのティモの夏対策 2015年と2016年のスローガン

2015年は、チンチラの適温は何℃?理想的な温度と適応できる温度、熱射病の危険性のある温度について調べてみた記事の中で紹介している、多くの獣医学書で述べられているチンチラが適応できる温度の上限とされる25℃を超えないようにしようと、室内温度の上限ばかりを気にして注意していたのにして、2016年は設定温度を見直しに加えて、除湿機を用いた湿度対策も取り入れました。

超えないようにしようと注意した温度の違いはたった1℃ですが、湿度対策にも気を配るようになったことを加えると、ティモにとってはとっても大きな違いだったようです。

2015年夏のチンチラのティモの様子

【 2015年のチンチラのティモの夏対策の内容 】

湿度対策

エアコンの除湿運転を利用するのみ

エアコンの運転設定

除湿冷房

室温の上限目標

25.0℃を超えないようにする

湿度の上限目標

実際の室温範囲

22.0℃~24.9℃

実際の湿度範囲

40%~79%

2015年のチンチラのティモの夏対策として行ったことを簡単にまとめてみると、上記のとおりです。

チンチラのための夏対策としてエアコンのみを用いることは問題ないと思うのですが、湿度を下げることができないのに、多くの飼育書や獣医学書でチンチラが適応できる温度の上限とされる25℃を超えないようにすることばかりに捉われてしまっていたことが大きな反省点です。

2015年に湿度対策として行ったことは、エアコンの設定を「除湿冷房」にしたことのみだったのですが、実際に選んでみると室温が設定温度よりもかなり下回る特徴がみられたので、それを想定に含めて温度設定をやや高めに設定していました。

むしろ、湿度が下がらない分、温度を大幅に下げてくれていたのだから、そのとおりにしていたほうがチンチラの理想には近い環境になってよかったんだと思います。

実際の室温は、平均すると23.5℃~24.0℃くらいで、湿度は高い日には70%後半になる日もありました。

反省点が多い夏対策をしていました。

チンチラのティモ 2015年夏のチンチラケージでの過ごし方

アルミ製の涼感グッズ、『ハイペット ひや~っと気分 L型固定式』の上で横になっているティモ。

チンチラケージに入れ始めたばかりの頃はなかなか利用してくれませんでしたが、慣れてくると頻繁に上に乗って寝転んでいる姿が見られました。

ハイペット ひや~っと気分 L型固定式

ハイペット ひや~っと気分 L型固定式NEO

幅:205 奥:165 高:165mm 本体:アルミニウム アルマイト加工

付属部品:ネジ、ワッシャー、ナット(スチール)、クッションパッド(EVA)

振り返ってみると、スチール製のホイール回し車にほっぺたをピタッとくっつけて横になっている姿もたまに見ることがあったのですが、この様子も2016年にはみられなくなりました。

チンチラのティモ 2015年夏の様子 ホイール回し車の上でゴロリん

ティモがホイール回し車をゆりかごのように利用している様子がとってもかわいくて、パシャパシャと喜んで写真を撮っていた私ですが、チンチラのティモにとって室内の環境が快適ではなく、蒸し暑さにストレスを感じていたからこそ、涼しく感じられる材質のものの上で過ごしていたと思うと、気づいてあげられなくて申し訳なかったなと、反省しています。

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2016年夏のチンチラのティモの様子

【 2016年のチンチラのティモの夏対策の内容 】

湿度対策

隣接する部屋に除湿機を設置

サーキュレーターで空気を循環

エアコンの運転設定

冷房

室温の上限目標

24.0℃を超えないようにする

湿度の上限目標

60%を超えないようにする

実際の室温範囲

21.0℃~23.9℃

実際の湿度範囲

40%~65%

2016年のチンチラのティモの夏対策は、2015年の反省点から暑さ対策と湿度対策を分けて取り組むことにしました。

エアコンは「冷房」運転のみを行って暑さ対策を引き受けてもらい、湿度対策は新しく取り入れた除湿機に担ってもらうことにしました。

除湿機の吹き出す熱風がエアコンと干渉してしまったため、除湿機を隣の部屋に置くことにしたこともあって、換気したり、室内の空気を循環させるようにしたこともよかったと思います。

エアコンを「冷房」運転にしたことで、設定温度から大幅に不安定になることもなくなったことから、設定温度を2015年よりも低く設定することにしました。

実際の室温は平均すると、22.5~23.0℃くらいで、湿度は目標の60%を超えてしまうときもありましたが、平均すると55~60%くらいには抑えられたと思います。

チンチラのティモ 2016年夏のチンチラケージでの過ごし方

こちらは、2016年夏のティモの様子。2015年と同じ位置に涼感グッズを用意しましたが、利用のしかたが違います。

おしりをちょこんと乗せて、顔を覗かせるティモ。2015年のように涼感グッズの全面に体を乗せて寝ている姿をみることは、一度もありませんでした。

L型のために視界が遮られてしまっているのが嫌な様子で、リビングの様子が見渡せる位置まで前に顔を出して座っています。

2016年には愛用されることのなかった涼感グッズ。2017年以降もチンチラのティモのための夏対策を繰り返し見直して改善を行っているので、同じ位置に涼感グッズを配置するのは必要ないと判断して、2017年以降はレイアウトするのをやめています。

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チンチラのティモのための夏対策を成功に導いてくれた3つの改善点

2016年からチンチラのティモのための夏対策として改めたことは、大きく3つあります。

ティモの部屋で過ごすときには、一年を通して真冬仕様の部屋着パーカーを羽織ることにした

エアコンの設定温度を見直しを行った

隣接する部屋に除湿機を置いて、空気を循環させる湿度対策を取り入れた

改善点1:ティモと過ごす時間は、一年中真冬仕様の部屋着パーカーを羽織るようにしたこと

チンチラのティモと過ごす時間に羽織る真冬仕様のパーカー 

こちらは、2016年2月から着ている、ティモと接する時間に羽織るために購入したパーカーです。裏がボアになっているモコモコ素材で、とっても厚手な真冬仕様。

もともとは、へやんぽタイムにティモともっと仲良く遊びたくて、パーカーの中に入ってきてくれたらいいな~と思って羽織り始めたのがきっかけでしたが、ティモが毎日潜ってきてくれるようになったので、冬だけにしておくのはもったいない!と思って、季節が過ぎても羽織り続けていました。

チンチラのティモと接する時間は一年中厚手パーカーを着用している様子

冬の季節を過ぎたのに自分自身が厚着をしているので、室温や湿度に敏感になって、夏はまだ先な春の時点で既に暑くて不快になりました。

これって、まさにティモが感じている感覚なんじゃないか?

と思ったら、けなげにいつもと変わらないようなそぶりをしているティモに申し訳なくて、こんな思いをさせてしまっていたことを深く反省しました。

このことがきっかけになって、次に説明するエアコンの設定温度を下げるようにしたのと、一年を通してこの真冬仕様のパーカーを羽織ってティモと接しようと決めました。

改善点2:エアコンの設定温度を見直しを行ったこと

自分自身も真冬仕様の部屋着を羽織るようになったおかげで、チンチラのティモの飼育環境が「暑い」「ジメジメする」「不快」などと敏感に感じ取れるようになり、エアコンの設定温度も見直すことにしました。

夏に真冬仕様のパーカーを羽織って体感した私の不快指数

上記のグラフは、前項で紹介した真冬仕様のパーカーを羽織ってティモと接している時間に、私が感じた感覚をイメージして作成したものです。

私が不快に感じたのは、夏の蒸し暑さを数量的に表した不快指数の「~69」と「70~」の境い目とほぼ同じで、不快指数で調べてみると「70未満」は快く、「70~74」は暑くないレベルとされています。

私自身は、21℃では湿度の条件に関係なく暑さを感じずに過ごせましたが、22℃では湿度が高い日に不快に感じることがあり、23℃では不快に感じることが増え、24℃ではほぼ全ての場合で不快に感じました。

私が感じた感覚よりも、チンチラの方がもっと過酷に感じているはずですが、不快指数の「人が快いと感じる指数:65~69」で示される温度と湿度の関係が、チンチラの適応できる温度と湿度の関係とほぼ等しいと判断してよいと思います。

2016年のチンチラのティモの夏対策としては、エアコンを用いた暑さ対策と、除湿機を用いた湿度対策の両方の対策を行える環境だったので、湿度を50%、温度を23℃台に抑えるよう取り組むことにしました。

エアコンの設定温度の見直しは毎年行っていて、2018年では例年よりも暑さが一段と厳しいこともあり、温度を22℃台に抑えるように改善しています。

改善点3:湿度対策として除湿機を取り入れたこと

そして3つ目の改善点は、湿度対策として除湿機を取り入れたことですが、こちらは一筋縄ではいきませんでした。

チンチラのための湿度対策としてコロナ CD-H1016除湿機を買いました

こちらは、チンチラの湿度対策に除湿機を取り入れようかな?2016年発売の4社5機種の除湿機を比べてみましたの記事で比較検討して購入した、コンプレッサー方式の除湿機『CORONA CD-H1016』です。

チンチラのティモのための湿度対策で愛用 コロナ CD-H1016

コロナ 衣類乾燥除湿機 CD-H1016

【電源】:交流 100V 50 / 60Hz 【除湿能力(L/日)】:9.0 / 10.0

【消費電力(W)】:195 / 230 (ヒーター併用時 495 / 530)  【タンク容量】:約4.5Lで自動停止

【外形寸法】:570 × 365 × 202mm 【総質量】:12.0kg 【付属部品】:ウイルス抑制・除菌・脱臭10年交換不要フィルター(1枚)

除湿能力が9~12リットルのコンプレッサー方式とハイブリット方式の除湿機の中で、最も排水タンクが大きく、万が一の場合には別売でフィルターを購入でき、商品価格も他の機種より手頃だったことが大きな決め手となって購入したものですが、実際に使い始めてみると、吹き出す熱気の影響が想像以上で、運転音も大きくて気になるという問題が生じました。

プラスα の対策1: 除湿機はチンチラケージを置いている部屋の隣の部屋に配置する

チンチラのティモのための湿度対策 除湿機の運転音の大きさと吹き出す熱気によってエアコンに負荷がかかるのを避けるため、移動を開始した様子

除湿機を購入した当初は、ティモのチンチラケージがある部屋のエアコンから離れた位置に配置するつもりでいたのですが、実際に置いてみると除湿機が吹き出す熱気をエアコンが感知して常時フルパワーモードでターボ運転を行うようになってしまっただけでなく、設定温度を22℃にしても24.5℃程より下にはなかなか下がらないという問題が起きました。

また、除湿機の運転音も想像していたよりも大きくて気になりましたが、エアコンの運転音もターボ運転になってしまっているためにとても気になります。

この二つの問題を回避するために、隣の部屋に除湿機を移動する対策をとりました。

プラスα の対策2: 換気を行い、空気を循環させる工夫を施す

チンチラのための湿度対策 コロナ衣類乾燥除湿機 CD-H1016の運転音の大きさと吹き出す熱気の影響を最小限にするために置き場所を工夫し、空気の流れをつくりました

ティモのチンチラケージを置いている部屋の湿度を、除湿機を用いて直接下げるイメージでいましたが、ティモの部屋とリビングは可動式の間仕切り扉だったので、除湿機をリビング側に移動させて、吹き出し口をティモのケージとは背を向けるように配置し、サーキュレーターで空気の流れをつくって空気を循環させる工夫を施すことにしました。

除湿機を隣の部屋に配置したことで、ティモの部屋の湿度対策の効果としては弱まることになりますが、部屋の広さにもよるものの、チンチラケージを置いている部屋を閉め切って、エアコンと除湿機の両方を運転させることは不可能だと実感しました。

除湿機から吹き出す熱気の影響で室温がなかなか下がらず、エアコンが過剰運転してしまい故障につながるからという理由もありますが、換気が必ず必要だと思うからです。

このように、隣の部屋に除湿機を配置して空気を循環させながら除湿する方法でも、除湿機を用いた湿度対策を行う前よりは湿度を下げられていて、どれくらい下げられているかというと、おおよそ10%くらいです。

私は除湿機を購入してよかったと思っていますが、一概にチンチラのための湿度対策に除湿機を用いるのがベストとはいえないので、これから購入を検討される場合には、事前に除湿機の配置や換気や空気を循環させることができるかどうかを検討されることをおすすめします。

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まとめ

チンチラのティモと過ごすときは一年中真冬仕様のパーカーを愛用しています

2015年と2016年の夏対策の違いで、涼感グッズを利用しなくなったティモ。

2016年のチンチラの夏対策を成功に導いたカギは、エアコンの設定温度を昨年よりも低く設定したことに加えて、湿度対策も追加して行ったことだと思います。

きっかけとなったのは、シーズンオフになった後も真冬仕様のパーカーを羽織り続けたことで、自分自身も蒸し暑さを感じて不快で過ごしにくく感じたことからでした。

チンチラの適温は何℃?理想的な温度と適応できる温度、熱射病の危険性のある温度について調べてみたの記事で、チンチラの理想的な環境温度と適応できる温度の違いについても述べましたが、適応できる温度をふさわしい温度のことだと誤って解釈したり、過去の私のように言葉のままに受け止めて、多くの書籍で適応できる温度の上限とされる25℃を超えないようにすることばかりに捉われて取り組んでいると、チンチラがところどころで表している夏対策を見直してほしいというサインに気が付かないまま過ごしてしまうことになります。

25℃でも適応できる場合というのは、湿度を30%未満に保持できる場合に限られ、日本の高温多湿な気候の中で室温を上昇させずに湿度を30%未満まで下げたまま保ち続けるというのは、特殊な機器を備えた専門機関でもない限り不可能なんじゃないかと思います。

私の場合は隣室に除湿機を配置して換気と空気を循環させることができたので、除湿機を用いた湿度対策を追加して行う条件のもと、チンチラの理想的な環境温度の範囲を超えた適応できる温度範囲の22.5℃~23.0℃を保つようにエアコン設定を見直しました。

隣室に除湿機を置くなどして換気や空気を循環させることができない環境の場合は、無理して除湿機を用いた湿度対策を追加しようとせずに、エアコンの設定温度を一層下げ、チンチラの理想環境温度の18.0~21.0℃を範囲内を保つようにエアコンを設定するほうがよいと思います。

2016年のチンチラのティモのための夏対策の改善から2年経った2018年の夏対策では、例年よりも高温多湿な気候が厳しいこともあり、室温を21.5℃~22.5℃の間を保てるようにエアコンの設定を見直して実行しています。

チンチラのための夏対策は毎年見直して、昨年よりも今年、今年よりも来年と年を重ねるごとにより快適な環境にできるようにしていけたらいいな~と思います。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. by mariko takahashi

    ありがとうございます!

    この情報 とても 役に立ちました!

    うんちが出ず 急に体調を崩していたのです

    わたしのうちも チンチラが来た初年度は

    お部屋 北極化計画を考えたものでした

    ^-^

    • アバター画像
      by Mameco

      mariko さま

      メッセージをありがとうございます。

      marikoさまのお言葉、励みになります(*´◡`​*)
      ありがとうございます。

      私たちでさえ過ごしづらい季節だから、もともと高温多湿に適応できないチンチラちゃんたちにとっては
      その辛さはいかばかりだろう・・と思うと、飼育環境をしっかりと整えてあげなくちゃって思います。

      ティモと迎える3度目の夏。

      もっと改善できるところもあるだろうから、ティモの様子を見ながらすすめていきたいな~と思っています。

      これからもどうぞよろしくお願いいたします( ˇ◡ˇ)♡(ˇ◡ˇ )