同じ広葉樹なのに?ウッドチップのメーカーを変更したらティモがくしゃみを連発するようになりました!

June 30, 2016

【 ティモとの生活:566日目 】

チンチラのティモ チンチラケージ内のステージにて

チンチラケージのお掃除を終えてから始まったティモの呼吸の異変

新しいウッドチップに交換したら、呼吸の度に「ピーピー」とかすかな音が聞こえるようになってしまったチンチラのティモ

1日2回行っている、ティモのチンチラケージのお掃除の1回目が終わった直後のこと。

ティモのお鼻がピクピクピクといつもよりも頻繁に動いていて、かすかに「ピーピーピー」と音が聞こえました。

いつもよりお鼻がよく動くなぁ・・と思ったものの、ピーピーピーという音もかすかに聞こえる程度だったのと、それ以外に変わった様子がみられなかったので、それほど心配せずにいました。

そして夜の2回目のお掃除。

へやんぽコーナーに出て、いつもと変わらず元気に遊ぶティモの様子をみて、お昼の症状は何でもなかったのかなと安心してみていたのですが、お掃除も終盤にさしかかりチンチラケージに戻ったティモが、突然「クシュン、クシュン、クシュン」と背中を上下に動かしながら思いっきりくしゃみを連発しました。

やっぱり、お昼のお鼻のピクピクや「ピーピーピー」と聞こえるかすかな音も何かの異変の初期症状だったんだ!どうしようっ、何故だろう?

慌てて、今日とこれまでの間に何か変わったことなどがないか振り返りました。

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ティモの呼吸に異変が起こった状況を整理

2016年6月のチンチラのティモのケージの床環境

お昼の1回目のお掃除が終わってから始まった、ティモが呼吸をするたびに聞こえた「ピーピーピー」というかすかな音。そして、夜の2回目のお掃除を終わる頃に繰り返されたくしゃみは何によって引き起こされたのか・・?

状況を整理してみると、

【1回目のチンチラケージのお掃除を終えた直後の症状】

▪ 外鼻孔をピクピクといつもより頻繁に動かして、時折大きく開いている。

▪ 「ピーピーピー」とかすかに音が聞こえる。

【2回目のチンチラケージのお掃除を終わる頃に起きた症状】

▪ 背中を上下に動かして、全身の力をつかっておもいっきりくしゃみを連発。

症状が始まったのは、お昼の1回目のお掃除が終わってからで、それまでは特に変わった様子はみられなかった。

症状がみられる場所は、いずれもチンチラケージ内にいるときで、へやんぽコーナーに出て遊んでいる間には起こっていない。

症状の度合いは、お昼の1回目のお掃除の後よりも夜の2回目のお掃除を終わる頃の方が重くなっている。

となります。

昨日までは何も異変はなく、チンチラケージのお掃除を終えてから起こり、症状がみられるのはチンチラケージ内にいるときであることから、原因はチンチラケージのお掃除の際に行った何かにある可能性が高い と考えられます。

ティモの呼吸に異変が起きた日にチンチラケージのお掃除で変えたことは床敷材のウッドチップ

チンチラのティモのケージをお掃除している様子

ティモの呼吸に異変が起こった原因がチンチラケージのお掃除の際に行ったことにあるとしたら何だろう?と思い返してみると、すぐに思い当たることがありました。

床板の上やおトイレの中に敷いている床敷材のウッドチップのストックがなくなりそうだったので、今まで愛用してきた『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』を初めて購入した『ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット』に変えた ことです。

お昼のお掃除では汚れた部分も少なかったため、『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』への交換は半分くらいでしたが、夜のお掃除では全て『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』に変えました。

1回目のお掃除よりも2回目のお掃除の方がティモの症状が重くなっていることから考えても、『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』が原因として最も疑わしいです。

慌ててセットし終わったケージアイテムを取り出し、『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』を全て取り除いた上で、今まで愛用してきた『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』を敷き直して注意深く様子をうかがっていると、再びくしゃみをすることもなくなり、「ピーピーピー」といった鼻息が聞こえてくることもありませんでした。

今まで愛用してきた『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』のストックもまだある上で変更を試みてよかったなと思いました。

まずはほっと一安心です。

『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』を取り除いて症状がおさまったので、やはり原因は『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』を敷いたことにあったんだと思います。

今まで愛用してきた『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』

三晃商会 白樺・広葉樹チップ 約1kg

三晃商会 白樺・広葉樹チップ

【使用期間】2015.12.20 ~ 2016.09.30

ティモをお迎えしたときに愛用していたウッドチップは針葉樹の松で作られたものだったのですが、針葉樹から放出される芳香族炭化水素が悪影響を及ぼしたり、結膜炎や皮膚炎などを起こすアレルゲンとなるリスクが広葉樹より高いと知り、広葉樹のこちらのチップに切り替えました。

主な材質:木製チップ(白樺材) 原産国:中国 容量:(約)1kg

今回初めて使用した『ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット』

ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット 約15L(約1kg)

ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット

【使用期間】2016.06.30

買い替えを検討していて購入した商品です。広葉樹の白樺材で原産国が中国ということも『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』と同じで見た目も似ていますが、触ってみると『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』よりも硬くて、削り方が粗いというか雑な感じがします。

材質:しらかば 原産国:中国 内容量:約15L(約1kg)

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同じ広葉樹のウッドチップを選んだのに、何がティモの呼吸に異変を誘発させたのだろう?

ウッドチップに含まれる微細な木粉の粉塵を漉している様子

『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』を敷いていたときには特に変わった点は見られなかったのに、何故『ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット』を敷き始めて呼吸に異変が起こったのでしょうか?

もし、広葉樹のウッドチップを針葉樹のウッドチップに変えたというのならあり得ることなのかも・・?と思えるのですが、『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』も『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』も同じ広葉樹の白樺材 です。

何故、広葉樹のウッドチップを針葉樹に変えたとしたらあり得ることなのかもと思えるのかというと、針葉樹は広葉樹に比べてアレルゲンになるリスクが高いといわれているからです。

「カラーアトラス エキゾチックアニマル 哺乳類編 増補改訂版」には、床敷について下記のように書かれています。

動物の床敷は環境エンリッチメントおよび衛生管理としても重要な因子である。しかし、動物種および飼育環境によって理想的な床敷は異なり、長所と短所があるため、一概に最適なものはないともいえる。床敷は環境要因として、動物との接触以外にも、採食する可能性があり、そして温度や湿度にも影響する。

 動物が床敷を採食しても安全なものは、植物性材料としての牧草やワラ、木製チップなどである。化学繊維や綿などは保温効果はあるものの、採食することで消化管閉塞を起こすおそれがある。水と反応して固まるトイレの砂なども同様である。したがって、植物性のチップを厚く敷くことが理想となるが、素材によっては動物の身体への悪影響も唱えられている。松のチップは、放出する芳香族炭化水素がラットの肝酵素に影響し、マウスでは発癌性も報告されている。特に松や杉などの針葉樹のチップは粉塵も含めて、動物のみならず人にも結膜炎や皮膚炎などを起こすアレルゲンとなる。そのため、ポプラやユーカリなどの広葉樹のチップの使用が推奨される。しかし、針葉樹のチップも熱処理を行うことによって、芳香族炭化水素の濃度を減らすことができる



- 参考文献 -

Gordon CJ.Effect of Cage Bedding on Temperature Regulation and Metabolism of Group-housed Female Mice.Comparative Medicine.Vol.54(1).2004.

Buddaraju AK,Van Dyke RW.Effect of Animal Bedding on Rat Liver Endosome Acidification.Comparative Medicine Vol.53(6).2003.

Jacobs BB,Dieter DK.Spontaneous hepatomas in mice inbred from Ha:ICR Swiss stock:effects of sex,cedar shavings in bedding,and immunization with fetal liver or hepatoma cells.J.Natl.Cancer.Inst.61(6).p1531-1534.1978.

生野麻美子, 江副和彦, 羽田俊六. 皮膚病診療. 10. 協和企画. p693-696. 東京.1988.

局博一. 環境要因の生態管理と環境基準. 5実験動物飼育管理学. 最新実験動物学. 前島一淑, 笠井憲雪編. 朝倉書店. 東京. p51-59.1988.

「カラーアトラス エキゾチックアニマル 哺乳類編 増補改訂版」
(霍野晋吉、横須賀誠 著 / 株式会社緑書房発行 / 2019.3)より引用

『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』から買い替えを検討していた際、針葉樹のウッドチップはアレルゲンになる可能性が指摘されているから、広葉樹のものの中から選べば安心だとばかり思っていましたが、今回のティモの呼吸の異変を目の当たりにして、広葉樹か針葉樹かだけで安心してはいけなかったんだなと思いました。

ティモが外鼻孔をピクピクと頻繁に動かしたり、くしゃみを連発したりしたのは、きっと『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』に含まれている微細な木粉の粉塵を吸い込んでしまったからなのではないかと思います。

「The Chinchilla Care Guide」には、ウッドチップについて、

床にはウッドチップを敷いて、チンチラが排尿するときの湿気を吸収する。ウッドチップは広葉樹のアスペンや熱処理された松で作られたものでなければならない。杉や新鮮な松は呼吸器系に問題を引き起こす。

「The Chinchilla Care Guide」(Dr Elizabeth Harding 著 / Ocean Blue Publishing発行 / 2014.10)より引用 (Google翻訳などを用いて翻訳しています)

また、おがくずについては、

おがくずは、細かいほこりがチンチラの鼻、口、肺に入り非常に危険な場合があるので、使用してはならない。

「The Chinchilla Care Guide」(Dr Elizabeth Harding 著 / Ocean Blue Publishing発行 / 2014.10)より引用 (Google翻訳などを用いて翻訳しています)

と書かれています。

私は、「The Chinchilla Care Guide」を読んで、ウッドチップに含まれている微細な木粉の粉塵は『おがくず』と同等で、目、鼻、口、肺に入り健康状態を害する原因になる可能性がある ということだと思いました。

アレルギーを引き起こす可能性については広葉樹の方が針葉樹よりも低くても、粉塵が目や鼻、口、肺に入って健康状態に悪影響を与える可能性は、針葉樹も広葉樹もどちらにもある んだと思います。

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『三晃商会 白樺・広葉樹マット』と『ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット』を比較調査

「三晃商会 白樺・広葉樹チップ」と「ドギーマン ミニアニマン 快適しらかばマット」の基本データ

微細な木粉の粉塵は、一体どれくらい含まれていて、『三晃商会 白樺・広葉樹マット』と『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』にはどのくらいの差があるのだろう?

それぞれ未開封のものを用意して、比較してみることにしました。

まずは両者の基本的なスペックをまとめておくと、どちらも広葉樹の白樺材で、原産国は中国です。

ウッドチップの内容量は重さで表記されているものとリットルで表記されているものがあり比較しにくい特徴がありますが、どちらも内容量は同等で重さは約1kgです。

価格は『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』のほうが少し安く販売されている印象があります。

微細な木粉の粉塵がどれくらい内容量の中に含まれているのか調べる

ウッドチップに含まれる微細な木粉の粉塵の量を調べるために用意したもの

微細な木粉の粉塵が、ウッドチップの内容量の中にどのくらい含まれているかを調べるために用意したのは、手作り酵素をつくるときに使っている大きなザル。

農業資材売り場で販売されているようなもので、穴の大きさが2×4mmほどあるため、微細な木粉の粉塵のみの割合を正確に調べることはできませんが、同条件で『三晃商会 白樺・広葉樹マット』と『ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット』を比較するという目的では参考にできるかなと思います。

ほぐしたウッドチップをザルに入れ、微細な木粉の粉塵がザルの網目を通って下へ振るい落とされるように、手でよく掻き混ぜました。

ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマットに含まれている微細な木粉の粉塵の割合を調べてみた結果

画像の右側がザルで漉した後のウッドチップ、左側がザルで振るい落とされた微細な木粉の粉塵です。

微細な木粉の粉塵が含まれる割合を調べてみた結果

「三晃商会 白樺・広葉樹チップ」と「ドギーマン ミニアニマン 快適しらかばマット」をザルで漉してみた結果

実験してみた結果をまとめたものが上の表になります。

『三晃商会 白樺・広葉樹チップ』と『ドギーマンハヤシ ミニアニマン 快適しらかばマット』のそれぞれに微細な木粉の粉塵がどれくらい含まれているのかを調べてみた結果を比較してみると、両者の差は4.4%でした。

両者の差を「わずか4.4%」と捉えるか、「4.4%も違うのか~」と捉えるかは人によって様々だと思いますが、個人的には大きく差がでると思っていたので、想像していたよりも差が少ないんだなぁと感じました。

しかし、内容量の5分の1~4分の1程度は、微細な木粉の粉塵が含まれている と知って、私が気がつかなかっただけで、過去にも呼吸に異変を起こしたことがあったかもしれないなと思いました。

もしかしたら、ティモの呼吸に異変をもたらした原因は、微細な木粉の粉塵が含まれていた割合だけではなくて、粉塵が舞い上がりやすい理由があったとか、品質が違うとか、粉塵の形状が棘状だったりして呼吸器に刺激をもたらしやすかったとか、他にも何か理由があったのかもしれません。

この機会に気がつくことができてよかったな~と思いました。

なお、今回の比較調査で微細な木粉の粉塵をザルで漉し落として残った『ドギーマンハヤシ 快適しらかばマット』を、後日ティモのチンチラケージのお掃除の際に床板の上やおトイレの中に使用してみましたが、ティモの呼吸に異変はみられませんでした。

ウッドチップは樹種やメーカーに関わらず、ザルで漉すなどして微細な木粉の粉塵を取り除いてから使用するのが一番安心できるとわかりました。

それ以来、我が家ではストック用に買い溜めしたウッドチップを時間があるときにせっせとザルで漉して準備しておくようになり、すっかり定着しています。

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