チンチラのティモのための寒さ対策 2015:(1)マルカン リバーシブルヒーターMサイズを設置
チンチラのティモのための寒さ対策2015として行ったこと。
一つ目は、季節の変わり目である11月の初めに、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーターMサイズ」を使って、ティモのチンチラケージの2F「くつろぎ空間」の一角に「スポット的に温まるコーナー」をつくること。
二つ目は、冬も本番に入る12月に入ってから、「みずよし貿易 遠赤外線マイカヒーターⅡ」を使って、ケージ壁面から温めることでした。
この記事は、マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーターMサイズ」を使って行った2015年の寒さ対策のことをまとめたものです。
関連記事はこちらチンチラのティモのための寒さ対策 2015:(2)遠赤外線マイカヒーターⅡを設置
チンチラのための寒さ対策
チンチラの故郷は、南米のペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンにまたがるアンデス山脈の西の山麓領域で、標高が3000~5000mと高く、寒く乾燥した山岳地帯です。
生息地では、冬は温度が氷点下、湿度が0%というような厳しい気候となることもあるので、豊かな被毛をもつチンチラは、たしかに寒さには強い動物ですが、ここで留意しないといけないことは、
チンチラは「集団で暮らす群居性がある」ということと、「岩の割れ目や穴を棲み家にしている」ことです。
野生の生活下を想像しても、住まいの中は家族のぬくもりで温かく、すきま風などのない過ごしやすい場所を選んで暮らすこともできていたので、飼育下でも「温もりを感じられる場所」が必要だと思います。
チンチラに適した寒さ対策用品
「温もりを感じられる」ためにどんな寒さ対策用品があるのかというと、大きく分けると「床面を温める」タイプと「壁面を温める」タイプがあります。
「床面を温める」タイプの代表的なものは、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター」や、「GEX ラビんぐ ホッとうさぽかヒーター」、「壁面を温める」タイプの代表的なものは、「みずよし貿易 遠赤外線マイカヒーターⅡ+専用ステンレスホルダーセット」です。
チンチラに適した寒さ対策用品は、「齧り癖のある動物が使う」ことを想定した対策がとられていて、火傷や怪我、事故になる危険性のない「安全」なものです。
寒さ対策用品として、電球型のヒーターもありますが、ケージの外に設置するならいいのかもしれませんが、ケージ内に取り付けるのはどうなんだろうなぁ・・?と思っています。
商品レビューをみると、「触れないくらい熱い」と書いている方もいるし、「いたずらされる」と危険です。
安全のために保護されているスチール製のカバーに開いている丸い穴に歯を挟むという事故が起こる可能性も考えられます。
ケージ内にスポット的に温まることができる場所をつくる
季節の変わり目の、昼間と夜の温度差が大きくなる、不安定な時期の寒さ対策に使いたいので、壁面から温める遠赤外線マイカヒーターⅡよりも消費電力が少ない、床面から温めるヒーターを使うことから始めようと思います。
チンチラのための安全で安心・快適なケージのレイアウトを考えるの記事の中でも書いたのですが、ケージのレイアウトはお迎え時にしっかりと考えて、問題がないかどうか様子をみて確認できたらその後はレイアウトを変更しないのが基本です。
ティモのケージレイアウトの中で、温まるコーナーを作れる場所というと、イラストのオレンジ色で囲った部分になるので、ここをスポット的に温まるコーナーにすることにしました。
こちらは、ティモのチンチラケージの2Fの「くつろぎ空間」を書いたものです。
点線で囲ったところが「スポット的に温まるコーナー」の予定地。
1Fの「生活空間」と、2Fの「くつろぎ空間」を分ける大きな床面は、「カワイ ウッドフロアー W」です。
奥には、2F用のトイレとして、「カワイ レストルーム ホワイト」を置いているので、「スポット的に温まるコーナー」は手前部分、奥行が約19cm、幅はカワイ ウッドフロアーWの奥行にあたる40cmの範囲内におさめる必要があります。
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GEX うさぽかヒーター or マルカン リバーシブルヒーター?
候補にあげたのは、「GEX ラビんぐ ホッとうさぽかヒーター Mサイズ」と、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」です。
比較してみると、ちょっとした違いが。。
「GEX ラビんぐ ホッとうさぽかヒーター Mサイズ」の方が、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」よりも高温面と低温面の温度がどちらも低く、消費電力も低くなっています。
そして、両者で大きく異なるのが「電源コードの位置」です。
「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」は、高温面と低温面のどちらを使ってもレイアウトに影響がでないように電源コードが中央についています。
一方で、「GEX ラビんぐ ホッとうさぽかヒーター Mサイズ」は、電源コードの位置が角についているので、ケージ内の角にすっきりレイアウトできるメリットがあるものの、電源コードをケージの角から出してレイアウトしようと思ったら、高温面と低温面のどちらが上にくるかはおのずと決まってしまうというデメリットもあります。
「GEX ラビんぐ ホッとうさぽかヒーター Mサイズ」と、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」を比べてみた結果、高温面と低温面のどちらの面を上にしてもレイアウトに影響が少ない、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」を購入することにしました。
ティモのチンチラケージに「マルカン ほっとうさ暖リバーシブルヒーターMサイズ」を設置
そして、我が家に届いた「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」。
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本体の材質はABS樹脂。
電源コードは「いたずら対策」として金属チューブのカバーで覆われていますが、パッケージには、
ペットが噛みつづけると破損し、断線や故障、ペットの感電、火災の原因となり危険です。安全を守るため、ペットに噛ませないようにしてください。
と書かれています。
また、金属チューブを覆っているゴムのような柔らかい素材は、マルカンお客様相談室に聞いてみたところ、「ナイロン樹脂」なのだそうです。
ナイロン樹脂は、「食べられる素材」ではありません。
マルカンお客様相談室の方は、「噛むことはあっても飲みこまずに辺りに散らかしているはずです。」とおっしゃっていましたが、本当かなぁ~。。
どちらにしても、ケージ内側から電源コードを外に出したら、ケージ内側へは引っ張り込めないようにできれば、噛むことはできないわけなので、対策をとろうと思います。
「いたずら防止対策 1」三晃商会 涼感テラコッタMサイズを乗せる
ティモが、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」をいたずらできないようにするには、上にいたずらされても困らないものを乗せてしまうのがいいかな?と思いまして、
偶然にもサイズがぴったりだった、三晃商会 涼感テラコッタMサイズを乗せてみることにしました。
三晃商会 涼感テラコッタMサイズを乗せたことで、重さもあるので、電源コードを引っ張ったりすることもなく、「いたずら防止対策」としては成功したのですが、肝心なティモが気に入ってくれる様子がありません。
土台になる、「カワイ ウッドフロアー W」が凸凹しているので、上に乗ったときに若干ガタガタすることが原因なのか、テラコッタとヒーターを合わせると高さが3cmくらいになるので、それが嫌なのか・・・。
せっかくの、「スポット的に温まるコーナー」がこのままでは活用されず仕舞いなので、違うプランを考えることにしました。
「いたずら防止対策 2」プラス工房 ステージ用マットを乗せる
ティモは布を齧る癖があるので、ケージ内にフリース素材のマットとか、布製のトンネルなどを入れることができないのですが、何故だか不思議、チンチラ専門店Royal Chinchillaさんとプラス工房さんのコラボ商品である、Margaret Hammockは齧ろうとしません。
同素材のL型にできるマットなら、ふんわり肌触りもよいし、いたずら防止にもできるかな?と思って、ステージ用マットを購入してみることにしました。
「いたずら防止対策 1」の三晃商会 涼感テラコッタMサイズを乗せたときとは違って、数日後にはマットの上にうんちがポロポロと落ちているので、気に入ってくれたようです。。
と思ったら、ステージ用マットは三晃商会 涼感テラコッタMサイズと違って布製で軽いので、「電源コードを齧らせない」という目的が破られてしまい、いたずらの標的に。
大丈夫かな~と油断してしまった私がいけなかった・・。
「発見したときにすぐに対処すべし!」ということで、「いたずら防止対策 2」のそのまた「いたずら防止対策」をとることにしました。
「いたずら防止対策 2」のそのまたいたずら防止対策
プラス工房 ステージ用マットが引っ張られても動かないようにすればよいので、「マルカン ほっとうさ暖リバーシブルヒーターMサイズ」と固定するためにゴムを縫い付けることにしました。
プラス工房 ステージ用マットは本来両面使えるリバーシブルタイプなのですが、仕方ない。。うっうっ
縫い付けたゴムの間に、「マルカン ほっとうさ暖 リバーシブルヒーター Mサイズ」を通して、ゴムの間に紐を通してケージに固定しました。
この対策をとった以降は、引っ張ったり電源コードを噛まれるということはなくなりました。
同じく、寒さ対策として設置している「みずよし貿易 遠赤外線マイカヒーターⅡ+専用ステンレスホルダーセット」に比べたら、こちらの「スポット的に温まるコーナー」は利用率がとっても低いですが、たまーに上に乗っているティモを発見することができました。
この方法がティモにとって一番よかったのか、確信がもてていませんが、来年はまたよく吟味してみたいと思います。
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