チンチラ「ティモ」の体重の変化の観察
チンチラのティモをお迎えしたのは、ティモが生後6ヶ月の2014年12月のこと。
お迎えしたときには354gしかなかったティモがすくすくと成長して、1歳半になる頃には600gを超え大人の体格になりました。
1年ずつ体重の変化の記録をまとめていましたが、歳を重ねるごとの体重の変化を1つのページの中で見比べられたほうが新たに気が付くこともでてくるかなと思ったので、このページにまとめて紹介することにしました。
1ヶ月ごとに平均体重を計算してグラフにしたものと、体重の変化の記録を考察して気が付いた点などをまとめています。
ティモが健康に歳を重ね、体重の変化のグラフがずら~っと並ぶことを目指して、今後も続けていきたいと思います。
チンチラのティモの体重の変化のグラフ
チンチラのティモの体重の記録を考察していて気が付いたこと
ティモをお迎えしたときから続けている体重測定。
月によって測定回数に差があるので1ヶ月ごとに平均体重を計算してグラフにしてみたのですが、じーっとみていて気が付いたことは、
ティモの体重の変化の記録からわかること
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ということです。
特に2番目に挙げた、季節による体重の変化の規則性については、夏には体重が減り冬には体重が増えるといった規則性がみられるのではないかと思っていたので、グラフを見て驚かされた部分でした。
きっと、一年を通して室温管理ができているからこそ季節によって変動せずに済んでいるということなのかな?と思うのですが、どんなに室温対策をしても体に感じるストレスはあると思うので、引き続き注意していかないといけないな~と思います。
それでは、ティモの体重の変化の記録から気が付いたことを1つずつ見ていきたいと思います。
ティモは1歳半を過ぎて大人の体格になった模様です
こちらは、ティモをお迎えした生後6ヵ月から満2歳になるまでの約1年半の間に行った体重測定の結果をグラフにしたものです。
ティモは2014年6月8日生まれなので、お迎えしたときのティモは生後6ヶ月を少し過ぎた頃で体重は354gでした。
おおよそ半年経って1歳になるまでの6ヶ月間で体重は約200g増え、その後もおおよそ1歳半になるまでちょっとずつ体重の増加が続きました。
ティモの体重の変化のグラフをみて考察すると、
だと思われます。季節によって例年体重が増減するといった規則性は今のところないようです
こちらはティモが1歳半を過ぎ、体重の増加が落ち着いて成長期を過ぎたと推測される2016年1月からの1ヶ月ごとの平均体重を年度ごとにグラフであらわしたものです。
湿度の高い梅雨時期から夏にかけては体重が減り、冬が近づいてくると体重が増える・・といった規則性があるのでは?と思ったのですが、グラフをみてみるとそのような特徴はみられませんでした。
一年を通して室温を管理できているから、季節によって体重が変化するほどの影響はなく済んでいるということなのかな?と思います。
ペレットの内容を変更するときは体重が不安定になりやすいと感じます
ティモの1ヶ月ごとの平均体重の変化のグラフに、1日にティモが食べたペレット量(重さ)の平均のグラフを並べて比較してみました。下段にはこれまでティモに与えてきたペレットの内容を記しています。
ティモへのペレットの与え方は、お迎えしたときからチンチラケージ内にペレット容器を置かずに、1日2回のチンチラケージのお掃除兼へやんぽのタイミングに手で与えるようにしてきました。
そのため、グラフに示しているペレット量はティモが実際に食べたペレット量になるのですが、ティモに与えたことのあるソフトペレットの中でも、『イースター チンチラセレクションプロ グルテンフリー』と共に2017年9月から与え始めた『ハイペット うさぎのきわみ』はほぐれやすい特徴があって、ポロポロと下にこぼしてしまった分も含まれてしまっているため、2019年7月から食べこぼしたカスを差し引いて記録するように変更しました。
そのような理由もあって、『ハイペット うさぎのきわみ』を与え始めたティモが3歳の2017年9月からティモが5歳になる2019年6月までの間に食べたペレット量が多く現れてしまっている経緯があります。
体重の変化のグラフとティモが食べたペレット量のグラフを照らし合わせて振り返ってみると、
と感じます。よく考えてみると、ペレットも商品によって原材料も違えば、粗繊維や粗たんぱく質、粗脂肪等の割合も異なるのだから、与える量が以前と変わらなくても体重が変化する可能性があることは納得できます。
つまり、ペレットの内容を変更するときにはより一層注意深く体重の変化を観察して、適した給与量を見極める必要があるということだと思います。
さいごに
ティモをお迎えした生後6ヵ月のときから満5歳までの体重の変化の記録をグラフにして紹介しました。
体重測定は、10日に1回程度、月に3回くらい行うようにしたいな~と思って記録を続けています。
体重の増減の経過を知る目的は病気にかかっていないかどうかを知るためというより、与えている食事の内容や量が適しているかを確認するためであるところが大きい と思っています。
チンチラは完全な草食動物で、易消化性繊維を盲腸内で腸内微生物によって発酵させることで、たんぱく質やビタミンなどの栄養素を合成することができ、盲腸便として一旦排泄した上で再摂取することで合成した栄養素を消化・吸収しています。
主食である繊維を多く含んだチモシーなどの牧草は、胃腸の蠕動運動を活発にするだけでなく、一生伸び続ける歯を摩耗させる役割もあるため、新鮮な牧草を食べ放題の環境を保ち、食べ過ぎを気にせず存分にいっぱい食べてもらい、牧草以外のペレットや乾燥野菜などのおやつは適した量を探ってバランスを保ちながら管理していくのが基本だと思っています。
よく、「ペレットの適量は体重の○○%」といわれますが、ペレットによって栄養成分の含有量も異なれば、年齢によって求められる栄養素や要求量も異なってくるので、体重だけでペレットの適量を決めるのは無理があります。
一番よいのは、体重の増減の変化を観察しながら、体重が増加している様子がみられる場合は少し減らしてみる、体重が減少している様子がみられる場合には少しずつ増やして様子をみるといったように、それぞれの個体に合った適量を探っていく方法です。
ティモをキッチンスケールの上に誘導するのもなかなか難しいところもありますが、これからもコツコツ測定を続けて、過去の記録と比較しながら検証を続けていきたいと思います。